自己増幅型レプリコンワクチンと疑似ウイルスの誕生
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マスクが無効な新型コロナも5類に格下げされ、 メディアで恐怖感を煽られて3年間も続いたパンデミック騒動の馬鹿騒ぎも落ち着きつつある。しかし、その出口として用意されていた遺伝子ワクチンのスパイクが誘起する血栓症、血管障害、免疫異常は接種者の体内で今後も持続する可能性がある。情報鎖国の日本で医師や自称専門家がその現実に気づき始めたのは8割以上の国民が頻回接種された後の祭りであった。 インフルエンザの不活化ワクチンなどと異なり、 今回はDNA型やmRNA型の遺伝子ワクチンであった。DNA型のアストラゼネカ社製ワクチンは接種開始直後から世界中で深刻な被害を起こして直ぐに中止され、賞味期限直前の商品が日本枠に回されてきた。その経緯を知っていた故安倍元首相は国民に多くは接種させなかったが、菅政権に代わると同時に河野太郎担当大臣が「短時間で分解されるmRNAワクチンの安全性と有効性は米国でも完全に確認されている」と虚偽報道して高齢者から最速で接種させた。それと同時に海外で多数の被害者を出したDNA型ワクチン事件は瞬く間に記憶の彼方に葬り去られてしまった。 しかし 「 ワクチンのmRNAは直ぐに分解されるので安全」との河野担当大臣の説明も嘘であった。 mRNAが短期間に分解されると免疫系を刺激する十分量のスパイクを産生できないので、mRNAの塩基ウラシル(U)を化学修飾して難分解性にしている。 天然のmRNAは細胞内で速やかに分解されるが、難分解性mRNAは体内で長期間大量のスパイク蛋白を産生しうるのである。 筆者は熊本大学時代にポリエチレングリコール (PEG)による酵素分子設計を研究していたが、偶然にもmRNAワクチン粒子がPEGでコーティングされている事を知った。細胞膜に親和性の高いPEGでコーティングされた分子は血中を長時間循環しながら全身の細胞に取り込まれるのである。タンパク合 成能やmRNA分解能は細胞により千差万別であり、 肝臓、膵臓、腸管、甲状腺、乳腺などでは多量のタンパクが合成されているので、これらの組織に難分解性mRNAが長期間留まるとスパイクの過剰産生や遺伝子の逆転写が起こる可能性が高い。事実、ワクチンのスパイク遺伝子がヒト肝細胞に逆転写された事実が論文で報告されている。ワクチン接種者でスパイク遺伝子の逆転写反応がどの程度起こるかを早急に解析する必要がある。 最近、この様な逆転写の危険性を吹き飛ばす深刻な問題がゲノム解析のプロである米国のKevin McKernan博士により報告された 。「 ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンに大量のプラスミドDNAが混入しており、特にファイザー社製にはワクチン製造に不要なSV40ウイルスのプロモーターが 含まれていた事」が発覚したのである。現在、複数の研究機関で両社ワクチンの混入DNAが分析されているが、半世紀に渡り多数の医学論文を審査してきた筆者にも博士の査読中論文内容に不備は観られない。このDNA混入が広範囲であれば、多数の接種者で遺伝子組み替えに起因する長期的病気が起こる可能性がある。多数の健常人に接種するワクチンにこの様な危険性が疑われれば、国は接種を即時中止して全ロットで混入DNAの解析を早急に行う義務が ある。しかし、国も専門家もその様な声を一切上げ ず、NHKをはじめとする大手メディアも黙殺したままである。この様に非常識な対応は従来の医学や医療ではあり得ないことであり、日本政府もメディアも危機的な状況である事を意味する。「mRNAワクチンが根本的な設計ミスである事実」を世界中の研究者が確信しつつあるが、利権まみれの巨大医産複合体は全ワクチンをmRNA型に改変する事を決めている。これを受けた日本政府は経済産業省の補助金で20社近い企業や大学にmRNAワクチン生産体制を構築させつつあり、その 2次募集も始まっている。原発事故で無人地帯と化した福島県南相馬市の巨大生産工場がその筆頭として本年夏にフル稼働する予定である。根本的設計ミスのmRNAワクチンには「自己増殖型レプリコンワクチン」と呼ばれる次世代型も含まれている。「レプリコンワクチンは全国民分を短期間で製造可能であり、 微量接種なので副作用も少ない」と期待されている。しかし、これは希望的観測に過ぎず、根本的設計ミスであるが故に更に深刻な薬害を起こす可能性が高い。 自己増殖能の無いウイルスは感染した細胞の遺伝子複製機構を乗っ取って増殖するが、『レプリコンワクチンは自己増殖能を獲得した新型疑似ウイルス』 とも考えられる。レプリコンワクチンを接種された体内では遺伝子を内包する疑似ウイルス粒子が増産されて体内感染を繰り返すと同時に、エクソゾームのシェディングにより体外に排泄されて他者に感 染拡大する可能性が考えられる。この擬似ウイルスが野生化すると、既存のウイルスを超えた『自己増殖型スーパーウイルス』に進化する危険性も考えられる。日本の企業がこのレプリコンワクチンを作成し、米国の企業が日本人で世界初の臨床治験と称する人体実験を開始する予定である。利権まみれの巨大製薬企業と情報鎖国状態の日本人は崖っぷちの危険なルビコン川を渡りつつある様に思われる。この危惧が老医学者の単なる取り越し苦労に過ぎないことを心から願っている。