オミクロンの正体Q &A-90

 いつも井上正康公式メルマガをお読みいただきありがとうございます。

先日、11/15に参議院議員会館にて『超党派WCH議員連盟設立総会』が行われ、参加して参りました。

原口一博議員の呼びかけで与野党問わず多くの国会議員が参加されました。今後も参加議員の数が増えるよう、今回勉強に参加された議員の地元の方がおられましたら議員事務所へご連絡の上、皆様の率直な感想や前向きな意見を寄せていただければと思います。毎回参加して勉強を重ねていかないと国会議員でも難しい問題なのです。

是非ご協力よろしくお願いいたします

さて、次回のニコ生は文化人放送局でもお馴染みの

山岡鉄秀さんです。先日10/25に話題の新刊『シン・鎖国論』を出されました。これを読めば、今の日本が同時多発的にあらゆる面で危機的状況なのかが理解できることでしょう。ニコ生では日本の現状と未来、グローバリズムについて対談いたします。

是非ご視聴ください。

【オミクロンの正体Q&A-90】

新型コロナの感染は収まっているようで、これは何度も感染の波を経験してきた人間の側での免疫力の強化によるものと考えられますが、他方で、冬はコロナウイルスが活性化する季節でもあります。それでも再び感染爆発が起きる可能性はないといえるほど、人間の側での免疫力は強まっているものなのでしょうか。

元祖コロナウイルスによるロシア風邪はパンデミックとなったが、それ以後130年間も毎年“冬風邪の旧型コロナウイルスとして日本人と共存”してきた。半減期が36日と短い血中コロナ抗体の感染予防力は低いが、細胞性免疫が記憶されているので感染しても数日で治ってきた。この旧型コロナの70倍もの感染力を付与されたオミクロン株や亜株は喉粘膜に結合して反復感染しやすい為、ピークを作らずにダラダラと感染し続けている。変異の少ないウイルスであれば感染防御脳のある抗体で防御できるが、変異しやすいRNAウイルスは人間と動的平衡状態で共存し続ける。次に感染爆発しうるのは“新たに機能獲得させた人工ウイルス”である可能性が高い。

②この時期のインフルエンザ流行拡大は普通ならあり得ないことであり、これは何かインフルエンザウイルスの遺伝子に人工的変異が加えられたことを十分に疑うべき理由があると考えてよい状況なのでしょうか。他国では暑い季節でのインフル流行の実例はあるようですが。・インフル、4週連続「注意報」https://sp.m.jiji.com/article/show/3095031?free=1・コロナ感染者数、5類移行後で最少にhttps://www.yomiuri.co.jp/national/20231110-OYT1T50206/

これまでは真冬にしか流行したことのないインフルエンザ(A&B型)が季節外れの夏頃から観察されていることから、来年2月をピークに感染爆発する可能性が危惧されているが、全国約5000箇所の定点観察機関当たりの感染者数は11月第1週で21.1人で前週と大差ない。季節外れのインフルエンザ流行の理由として「国民の8割もがmRNAワクチンを頻回接種して免疫抑制病態になり、様々な日和見感染が起こり易くなっている事」が考えられる。「今回の新型コロナが機能獲得試験による人工ウイルスであった事実」が判明しており、東大の現役研究者も米国で鳥インフルエンザの機能獲得試験を行っていた(論文査読で極めて危険と判断)この事からも「従来型インフルエンザウイルスが遺伝子改変されて『季節外れになった可能性』も考えられる。国は「現在、流行中のA&B型インフルエンザウイルスの全遺伝子構造を早急に解析する義務」がある。

③クラスターの発生は長距離エアロゾル感染によるもので、全員がマスクをしていても防げなかったという研究結果のようです。そもそも新型コロナがエアロゾル的クラスター感染を起こすことは可能でしょうか?また、マスクの穴がウイルスの50倍も大きいことは常識ですが、専門家たちがマスクには感染予防効果があると考えていること事態が不思議です。なぜでしょうか?・感染経路別リスクを公表すべき。

https://newscast.jp/news/4083899

新型コロナの感染者数は5類に格下げ後に最少となり、全国定点観察機関での感染者数は9週連続で減少している。浜田篤郎東京医科大特任教授は「混雑時のマスク着用などの感染対策を怠らないでほしい」と話しているが、論文を読まない自称専門家の不勉強による誤解である。「咳やクシャミのある感染者以外にはエアロゾル的クラスター感染の予防にマスクは無効」である。これに関する論文も報告されており「呼吸している限りエアロゾル感染クラスターをマスクで予防することは不可能」である。

④ここへきて新型コロナの危険度評価が「高」から「中」へと低下した理由は何でしょうか?もともと高齢者にとって風邪は万病の源であり、特に新型コロナを「高」とするだけの理由はあったのでしょうか?・新型コロナの危険度、高齢者らは「中」に WHO新指針

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB110E30R11C23A1000000/

風邪は万病の源であり、免疫弱者の高齢者には常に高リスクである。しかし、新型コロナの実力はインフルエンザ以下であり、今回は大半の被害が遺伝子ワクチンや新薬の副作用による事が判明している。WHOは「新型コロナの危険度を“高から中に格下げ”し、『高・中』の患者に新薬パクスロビド(パキロビッド)、モルヌピラビル、レムデシビルなどの新薬使用を勧めていたが、海外で深刻な副作用が続出して不使用とされている。特許切れで安価なイベルメクチン(150円程度)の有効性は高いが、製薬企業がスポンサーのWHOは強く反対している。メディアが新型コロナで恐怖感を煽った理由は巨大製薬企業が主要なスポンサーであるからであり、世界は「グローバル製薬企業のセールスマン的役割を果たしているWHOを脱退すべき」である。

⑤この記事にあるように、オミクロン株では感染者のうちコロナ後遺症は1,000人に一人しかおらず、それなのにコロナ後遺症で病院に来る人が絶えないということは、コロナ以外の要因での症状だからであって、ワクチン後遺症ではないかという疑いを素人でも持ちそうなものですが、なぜ、専門家たちはそういう類推もしないのでしようか?

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20231108/4020018519.html

はい、その通りですね。岡山大学新型コロナ後遺症専門外来には治療を求める後遺症患者が10月までに800人受診したが、その中でオミクロン感染者は545人で95%は軽症であった。ACE2標的型の第5波デルタ株までは『血栓症や血管障害を起こすタチの悪いコロナウイルス』であったが、その全ての症状は『mRNAワクチンで再現されること』が多数の国際論文で報告されている。一方、『オミクロン株では喉風邪が主症状であり、後遺症患者は少ないこと』も論文報告されている。この為にオミクロン以降の後遺症患者の大半はワクチン後遺症である可能性が高い。残念ながら私の母校である岡山大学の医師達は多くの国際論文を読んでいないと思われる。科学として最も未熟な医学では誤診する事が多く、それに気付いて正しく軌道修正する弁証法的対応が医療過誤を最小化する基本である。若い医師たちには特にその重要性を肝に命じて頂きたい。

⑥血中セロトニン濃度の低下がコロナ後遺症の原因であり、その研究が治療につながるという趣旨の記事ですが、正しいでしょうか?・新型コロナ後遺症はセロトニン濃度と関係か

https://forbesjapan.com/articles/detail/67108

これは「コロナ後遺症やワクチン後遺症における慢性疲労感のメカニズム解明に重要な情報」である。今回、新型コロナ後遺症患者の20%でセロトニン濃度が低下している可能性が示唆された(2023年10月16日、Cell)が、セロトニンの脳内産生量は5%程度であり、90%以上は腸で産生されている。実は、免疫系の70%は腸内細菌により制御されており、大阪市大医学部時代の疲労研究で『鬱や慢性疲労症候群患者では神経伝達物質のセロトニンが低下している事』が判明した(疲労の科学;講談社・井上正康他編著)ACE2受容体が最も多いのは腸の血管組織であり、これを標的とする第5波デルタ株までのコロナウイルスの主要排泄経路が便である事から、“お腹型コロナ”と呼ばれた事もあった。武漢のコロナ患者の病理解剖で「腸内細菌叢が激変していた事」も判明しており「ACE2標的型のコロナやmRNAワクチン後遺症における“長引く疲労感”の病態に腸のセロトニン代謝と共生細菌叢の変化が関与している可能性が考えられ、『ワクチン後遺症患者の慢性疲労や倦怠感の改善に重要な研究テーマ』であり、是非、若い研究者にチャレンジして頂きたい。

⑦「インフルエンザは数こそ多いが、入院に至る数はコロナに比べそれほどでもない」というのは本当でしょうか?また、「電車に乗って普通につり革を握ることには、まだ抵抗がある。エレベーターのボタンも普通に押せず、人差し指の第二関節で押したりしている。」と書かれていますが、そもそもこうした行為が新型コロナや他の感染症の予防に有効なのでしょうか?・夕方に激烈な電池切れ、いまさらのコロナ感染で悩まされた後遺症

https://news.yahoo.co.jp/articles/e8c13a3ffbc2e92de9dbe737b59764499c14a33a

この患者は遺伝子ワクチンを3回も接種し、倦怠感でへろへろになりながら仕事をしており、夕方になると極度の倦怠感に襲われる。電車に乗って普通につり革を握ることやエレベーターのボタンを普通に押すにはまだ抵抗感がある。」と述べている。これは第5波までのACE2標的型コロナ感染者と第6波以降は遺伝子ワクチン接種者に多い後遺症である。日本では毎年1千万人が40度近い発熱で受診するインフルエンザに比べると、新型コロナはモノの数ではない。新型コロナは基本的に『冬型RNAウイルスであり、乾燥した冬季には体外で約2週間感染力を維持出来る事』が論文報告されている。その為、第5波デルタ株まではトイレが主な感染場所であった。しかし、第6波以後のオミクロン株は感染力が激増した喉粘膜型ウイルスとして感染経路も変化した。最も濃厚に集積するのが『スマホの表面』であり、エレベーターのボタンや電車の吊り革を警戒する程度では感染予防できない。人類は既にオミクロン株と共存状態であり、『感染しても発症しない抵抗力を鍛えること』が重要である。その基本は「手洗い、日本茶でのうがい、生理食塩水での鼻洗浄、スマホの消毒」が有効である。

⑧岸田総理までもが危険なXBB対応型ワクチンを打つのは本人の自由かもしれないが、その写真を首相官邸が公表するのは明らかに『ワクチン接種奨励策』です。総理には厚労省からワクチンリスクについての情報が何も行っていないのでしょうか?また、リスクのあるものを国民に奨励するのは、国民の選択の自由に対する中立性を損なった行為であり、不適切だと批判しなければならないのではないでしょうか。・オミクロン株対応ワクチン接種

https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202311/11vaccine.html

ハイ、その通りですね。国のトップとして極めて安っぽく不適切であり、河野デマ太郎と同様に『三文役者のパフォーマンス』に過ぎず、首相として国民の為にマトモな科学的政策を主導すべきである。余談であるが、『多くの国でトップの接種時に写っている看護師が毎回同じ人物である』とのSNS上の指摘は、岸田首相のみならずバイデン大統領をはじめとする多くの政府首脳に共通の現象である。

⑨「ワクチンによる重症化を防ぐ効果は一定期間を経過しても維持されることが分かっている」とありますが、重症化防止効果は学問的に立証されているのでしょうか?不思議なのは、ワクチンは毒作用効果のほうこそ学問的に定説化されなければならないはずなのに、そうなっていないように見えるのは何故なのでしょうか?医師や研究者なら論文を読めば一目瞭然ではないでしょうか?論文を読んでいないのでしょうか?なぜでしょうか?・コロナ重症化防ぐには 南相馬「派生型ワクチン、接種を」

https://www.minyu-net.com/news/scramble/FM20231109-817592.php

『mRNAワクチンでは感染予防も重症化予防も出来ない事や、逆に感染を促進する事』が多くの国際論文で証明されている。酵素で分解されにくいワクチンのmRNAは、免疫系を障害して(A)抗原原罪と(B)IgG4産生を介して感染を悪化させる事が証明されている。オミクロン株XBB対応型ワクチンで産生される抗体は古い武漢型コロナに対する抗体のみでオミクロン対応抗体は産生されない事(抗原原罪)がファイザー社のデーターで示されている。又、IgG4が産生されると免疫系のウイルス排除能が抑制される。更に、体内でスパイクを産生している細胞は感染細胞と誤認されて免疫的攻撃対象となり、自己免疫疾患を激増させる事が多くの論文で証明されている。これらの研究結果を知らない坪倉正治福島医大教授はマトモに論文を読んでいないと思われる。

⑩小島先生が書かれた記事ですが、ワクチン接種→10・13週後に超過死亡数が増加ということがこれまで繰り返されてきたわけで、素直に考えればワクチン接種が死者を増やすという因果関係はほぼ否定できないものであるにも関わらず、日本の専門家の大勢がそうした認識にならない理由は何でしょうか?・6回目コロナワクチン接種以降におけるわが国の超過死亡の推移

https://agora-web.jp/archives/231112085751.html#google_vignette 小島先生のデータ分析は見事であり、医学者として素晴らしい洞察力を持たれている事が判る。多くの人は最初にインプットされた情報に縛られると同時に、『失敗は万死に値するとの恥の文化を生きる日本人には間違いを認めずに恥の上塗りをする輩』も少なくない。80年前の大戦や大本営発表はその負の局面であり、悲惨な負け方をした主因でもある。棄民政策を暴走させている日本政府は「感染研の御用学者である鈴木基感染症疫学センター長や脇田隆字所長に『超過死亡原因としてワクチン死や後遺症』を否定するデータ改竄を捏造させており、彼らには国民の命を守る使命感が欠如している。この様な人物を責任者とする感染研全体が腐り切っている。ワクチンの問題点を指摘する学者や医師に対してパブロフの犬のように『反ワクのレッテル張り』をする医師たちは、『自身が大量殺人のお先棒を担ぐ共犯者であり、その犯罪的行為がやがて自分の大切な家族や仲間を殺す両派の剣である事』の想像力を欠如している。良くも悪くも、これが日本民族の平均的実力である。戦後の77年間で失われた日本人の死生観を教育で取り返さなければ日本の未来はない。

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